集煙機のおすすめメーカーと価格相場

今回の記事では「集煙機」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。

集煙機の種類
集煙機を製造するおすすめメーカー
集煙機の価格相場
集煙機の選び方
集煙機のまとめ

集煙機の種類

集煙機とは、はんだ付けや溶接、レーザーマーカーなどから発生するヒューム(煙)を除去する工程で使用する産業用の機械です。

ヒュームコレクターとも呼ばれる機関で、分類としては大きく３つに分けられ、以下のような違いがあります。

①ポータブル集煙機

ポータブル集煙機とは主にキャスターなどがついており、移動が容易に可能な集煙機です。
集煙のためのホースとフードがついているものが多いため、ピンポイントでの集煙が可能となっています。
また溶接時に発生する火花や火の粉を吸い込んでも消火される仕組みになっており、フィルターを使用している機器であっても、燃えづらい素材が使われている場合が多いです。
価格も比較的安いものが多く導入しやすい集煙機になっています。

②据え置き型集煙機

据え置き型の集煙機とは定位置に置かれ使用される集煙機です。
主にはんだ付けや溶接を固定の場所で行う場合や自動ではんだ付けや溶接を行う機器のヒュームの除去に使用することが多いです。
主な構造はポータブル集煙機と同じですがポータブル集煙機と比べて、高出力で大きさも大きくなることが多いです。
価格もポータブル集煙機と比べて高いです。

③大型集煙機

集煙機は集塵機の一種とも言える機械です。
主に集塵機との違いは溶接などのヒュームを集めることに特化した仕組みになっています。
大型で局所的ではなく工場内全体の有害なヒュームを除去したい場合などは大型集塵機で対応できる場合が多いため、大型集塵機の記事もありますのでそちらも参考にしてみて下さい。

集煙機を製造するおすすめメーカー

集煙機を扱う主要メーカーは、約20社あります。各社ともに機械の特徴やメリット・デメリットがあります。

コトヒラ工業株式会社

１９４０年創業の大型機械設備によりさまざまな製品の製造をしているメーカーです。
自社で多くの設備を有しており、ユーザーの要望に沿った製品を社内で一貫して制作している技術力の高いメーカーとなっています。
作る側であったからこその製品の使い勝手などのニーズを理解しており自社製品の開発にも生かしているメーカーです。
集煙機、集塵機についてはポータブル型、小型なものを多くラインナップしており、さまざまなニーズに対応できるでしょう。

日本ドナルドソン株式会社

１９６４年設立の各種フィルターやその周辺機器を製造、販売をしている老舗メーカーです。
１９１５年に設立されたDonaldson Companyの日本の拠点として設立されたメーカーで、長い歴史と、１６００以上も特許を保有している技術力のあるメーカーです。
世界４４カ国、１４０以上の拠点のある信頼性も高いメーカーといえるでしょう。
集煙機、集塵機については小型から大型なものまで多くの製品が揃っており、幅広いニーズに対応できるラインナップになっています。

淀川電機製作所

１９４８年創業の電動送風機、電動工具、集塵機、集煙機などの製造、販売をしている老舗メーカーです。
製品を外注に出すことを限りなく少なくし、自社で一貫して製品を作ることに力を入れた、技術力の高い、そしてこだわりを持ったメーカーです。
そのこだわりで特注品などの作成も多彩なニーズに応えられる体制となっています。
集煙機、集塵機についてもポータブル式の小型なものから据え置き型のものまで多くのラインナップでさまざまなニーズに応えらえるようになっています。

※メーカーによっては、集煙機としてではなくヒューム用集塵機などとして製品を販売していることが多いです。