今回の記事では「先端可動式工業用内視鏡」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。
目次
先端可動式工業用内視鏡の種類
先端可動式工業用内視鏡とは、外観からは見ることのできない内部や隙間などの状態を確認する際に用いる機械です。
分類としては大きく2つに分けられ、以下のような違いがあります。
①モニター別体型先端可動式工業用内視鏡
モニターとリモコン(ジョイスティックが主流)が別になっている先端可動式工業用内視鏡です。
モニターとリモコンが別になっているのでモニターが大きめのものが多く大画面で細かな確認までその場で可能となっています。
しかし片手でリモコン、もう片手でブローブを持つためモニターがおけるような環境でないと使用が難しいというデメリットもあります。
②モニター一体型先端可動式工業用内視鏡
モニターとリモコンが一体になっている先端可動式工業用内視鏡です。
モニターとリモコンが一体になっているため現場などのモニターを置く所がないような場所でも使いやすいです。
最も一般的な先端可動式工業用内視鏡といえる形になっています。
しかしモニターが小さなものが多いためその場で細かな確認まではしづらいというデメリットもあります。
基本的に全方位にカメラ可動する商品が多いですが、中には2方位のみにしか可動しないものなどもあります。
先端可動式工業用内視鏡を製造するおすすめメーカー
先端可動式工業用内視鏡を扱う主要メーカーは、5社程度です。その中でもおすすめのメーカーを2社ご紹介します。
オリンパス株式会社
1919年設立の精密機器を製造、販売する老舗メーカーです。
医療分野から産業分野など幅広い分野で多く使用されているメーカーで、世界中でとても多く使用されておりグループ会社も世界に100以上あります。
消化器内視鏡のシェアは70%を誇り、特許の保有数も17,000と数多く、非常に技術力の高いメーカーとなっています。
先端可動式工業用内視鏡についても複数のラインナップがありさまざまなニーズに対応できるようになっています。
スリーアールソリューション株式会社
2016年設立のさまざまなものを製造、販売しているメーカーです。2001年設立のスリーアール株式会社のグループ会社であり、歴史は浅いものの顕微鏡、内視鏡の販売数は5万台を超えています。導入実績も有名企業から研究機関まで幅広く信頼性は高いメーカーとなっています。先端可動式工業用内視鏡についても複数のラインナップがありさまざまなニーズに対応できるようになっています。
先端可動式工業用内視鏡の価格相場
先端可動式工業用内視鏡の価格相場は数万円~150万円程です。
先端可動式工業用内視鏡の価格を決める主に画像の鮮明さと、機能です。画像はもちろん鮮明であるほど価格は高くなります。
機能も録画機能をはじめ全方位に動くか、ズーム機能はあるのか、ライトはあるのかなど付加的なものが多くその機能が多いほど価格も高くなっていきます。
先端可動式工業用内視鏡の選び方
先端可動式工業用内視鏡の選び方としてまずはどのような用途で使いたいかをはっきりさせましょう。
測定物をどのような精度で確認したいか、録画機能などは必需か、ブローブの長さはどの程度必要かなどが決まってくればおのずと商品はしぼられてくるはずです。
機能が多い製品になればある程度有名なメーカーのものになってくるはずですが、低価格のものは無名のメーカーのものも販売されています。
無名メーカー購入の際には、情報も少ないためその製品、メーカーについてよく調べることが大事になってくるでしょう。
先端可動式工業用内視鏡のまとめ
今回の記事では先端可動式工業用内視鏡について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。
- 主要メーカーは「オリンパス」を筆頭に5社ほど
- 先端可動式工業用内視鏡の価格相場は、数万円~150万円程度