今回の記事では「大型集塵機」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。
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目次
大型集塵機の種類
大型集塵機とは、空気中の粉塵を吸引する工程で使用する産業用の機械です。
分類としては大きく4つに分けられ、以下のような違いがあります。
①バグフィルター大型集塵機（ろ過式大型集塵機）
バグフィルター大型集塵機は粉塵をバグフィルターと呼ばれるフィルター(ろ布)によってろ過するろ過式の大型集塵機です。
最も一般的で汎用性の高い大型集塵機であり、フィルターの素材を変えることでさまざまな粉塵に対応できます。
しかし、フィルターは消耗品であり目詰まりや破損時には清掃や交換などのメンテナンスが必要です。
②湿式大型集塵機
大型湿式集塵機とは、集められた粉塵を含む空気をフィルターの代わりに水の中を通すことで効果的に粉塵を集めることが出来る大型集塵機です。
集められた集塵は汚泥として処理でき、フィルターが水なのでメンテナンスは比較的容易です。
しかし汚泥となった粉塵の処理、廃棄の手間は必要になってきます。
湿式大型集塵機の中にも
- ウェットスクラバー方式(湿式スクラバー)：粉塵を含む空気を水に強い力でぶつけ水に粉塵を取り込む方式
- 湿式電気集塵方式：粉塵に電気的な性質を持たせ、電極に付着させその電極を水洗いすることで水に粉塵を取り込む方式
電気大型集塵機にも含まれる方式です。
③サイクロン大型集塵機（遠心式大型集塵機）
サイクロン大型集塵機は空気の力のみで粉塵を集めるフィルターを使用しない大型集塵機です。
フィルター使用しないためメンテナンスが簡単である、集塵効率が落ちないという特徴がいうメリットがあります。
しかし、公害問題になり得る微小粉塵の除去には適していない、空気の流れをしっかりと計算する必要があり、空気のもれ込みなどが起こると集塵効率が悪化するというデメリットもあります。
④電気大型集塵機
電気大型集塵機は粉塵に粉塵に電気的な性質を持たせ、電極に付着させることで粉塵を集める大型集塵機
です。
集塵効率が非常に良く微小粉塵の集塵にも適しているという特徴があります。
電気大型集塵機にも、湿式電気集塵方式（上記参照）や、乾式電気集塵方式（電極についた粉塵を槌打装置などで叩き落とす方式）の2種類があります。
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大型集塵機を製造するおすすめメーカー
大型集塵機を扱う主要メーカーの中からおすすめのメーカーを3社紹介します。
集塵装置株式会社
１９５９年創業の名前の通り集塵装システム、空気輸送システムを専門とした老舗メーカーです。多くの特許も持っており、納入実績も多くいろいろな分野の企業、メーカーで使用されている技術力、信頼性の高いメーカーです。大型集塵機についてもさまざまな用途に対応できるようになっています。
サンテクノ株式会社
１９７４年創業の集塵機、集塵装置を製造、販売している老舗メーカーです。
大型集塵機が１３０台程、それ以外の製品は６０００台程の納入実績があります。
タイなどの海外工場への導入実績もあり、その中でも不良品のクレームが非常に少ないことを売りにしている信頼性の高いメーカーとなっています。
大型集塵機についてもさまざまな用途に対応できるようになっています。
株式会社西島鉄工所
１９６１年創業の産業機械、プラントの設計、制作、設置などを行っているメーカーです。
集塵機について特化したメーカーではありませんが、さまざまな製品の制作実績があり技術力は非常に高いメーカーになっています。
機器の作成だけでなく他メーカーの機器の修理なども行っているため機器の原理、仕組みを熟知したメーカーと言えるでしょう。
大型集塵機についてもさまざまな用途に対応できるようになっています。
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大型集塵機の価格相場
大型集塵機は基本的に特注品（個別オーダー）のため、相場はありません。
比較的簡易な設備でも1,000万円前後、大掛かりな設備に組み込む場合は数億円かかる場合もあります。
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大型集塵機の選び方
大型集塵機の選び方としては、まずは信頼出来るメーカーを選ぶことが大事でしょう。大型集塵機は製品としてないためメーカーの比較が難しいです。
なので信頼できるメーカー複数から見積もりをとり比較していくことが大事になってきます。
また、大型集塵機は設置して終わりのものではないため、ランニングコスト、保守性、メーカーのアフターサービスなどもしっかりと考える必要があるでしょう。
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大型集塵機のまとめ
今回の記事では大型集塵機について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。
- 大型集塵機バグフィルター方式や湿式など、様々な種類がある
- 主要メーカーは「集塵装置」など
- 大型集塵機の価格相場は、数千万円～数億円程度
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