高性能樹脂成形機のおすすめメーカーと価格相場

高性能樹脂成形機のおすすめメーカーと価格相場

2022年9月8日

今回の記事では「高性能樹脂成形機」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。

高性能樹脂成形機 の種類

高性能樹脂成形機とは、樹脂成型加工の工程で使用する産業用の機械です。分類としては大きく3つに別けられ、以下のような違いがあります。

革新的ハイブリッドポンプシステム搭載型

革新的ハイブリッドポンプシステム搭載型は、革新的ハイブリッドポンプシステム「Xポンプ」を搭載しており、電動成形機と油圧成形機の両方のメリットがあります。電気式と同じ省エネ・射出上昇応答により、ランニングコストを削減し、成形性や成形品質を向上させます。

油圧制御とサーボモーター駆動技術融合型

油圧制御とサーボモーター駆動技術融合型は、油圧駆動技術と最新のサーボモーター駆動技術を組み合わせたXポンプシステムで、サーボモーターの回転速度を制御することにより、必要な回転速度のみで駆動するため、非常に効率的です。大幅な省エネを実現します。また、低速・低圧域での射出安定性と制御性に優れており、各種成形品の高精度・高品質を実現しています。

高性能高機能コントローラーTACT型

高性能高機能コントローラーTACT型は、画面サイズの拡大、操作パネルの再設計、便利で使いやすい高付加価値ソフトウェアの導入、品質・生産管理機能の強化により、作業性や操作性を向上させました。操作パネルはフラットシート設計、シートスイッチ方式を採用し、画面は縦長15インチ液晶、縦2画面表示が可能で、視認性と操作性が大幅に向上。熟練した技術者に頼っていた成形条件設定を簡素化して歩留まりを向上させることで、「簡単設定」で不良率を低減することができます。また、新セットアップ画面と設定装置の説明表示機能により、金型設置から量産開始までの起動時間を短縮し、簡単で信頼性の高い操作が可能になります。

高性能樹脂成形機メーカー各社のメリット・デメリット

高性能樹脂成形機を扱う主要メーカーは、3社あります。各社ともに機械の特徴やメリット・デメリットがあります。

日精樹脂工業株式会社

NISSEI

出典:NISSEI

1947年に創業した射出成形機専業のメーカーです。自社で機器本体および金型、成形自動システム、計測機器等を開発し、製造販売を行っています。

メーカーとしては上場しており企業規模も大手です。商品ラインアップが非常に多い点も特徴です。

株式会社ソディック

sodick

出典:Sodick

1971年創業と比較的歴史の浅いメーカーですが、取り扱う商品は射出成型機をはじめとした産業機器や、その他工作機器、食品機器など他業種に参入しています。

菱屋精工株式会社

HISHIYA

出典:HISHIYA

1959年に創業したプラスチック射出成形機の専業メーカーです。

先に紹介した日精やソディックに比べると企業規模自体は小さいものの、ユーザービリティの高い製品を製造販売しているのが特徴です。

高性能樹脂成形機の価格相場

高性能樹脂成形機の価格相場は1500万円~4500万円程度です

価格相場に幅がかなりみられるのが特徴になっています。小型で単機能であれば2,000万円程度、大型で付加価値のある高機能狙い、あるいは特殊性能ならば4,000万円が標準価格です。生産量やロットの大きさ、特注にもよりますが、4500万円の機種もあります。

 

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高性能樹脂成形機の選び方

高性能樹脂成型機は単純な機械ですが、その機構は奥深いです。初めて購入する場合は、アフターメンテナンスが特に重要です。品質精度、アフターサービス、価格を含めて総合的に判断します。
一軸か二軸かあるいは多軸か、樹脂(処理するスクラップ)の状態、成形機生産量、省力化、小型化、価格、仕様を決定する方法(付帯設備を含む)、用途の広いものを選択(つぶしが効くか)などが成形機種選択のポイントになります。

高性能樹脂成形機のまとめ

今回の記事では高性能樹脂成形機について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。

  • 高性能樹脂成形機とは 工程で使用される機械
  • など、様々な種類がある
  • 主要メーカーはなど
  • 高性能樹脂成形機の価格相場は〇万円~〇万円程度
  • が一般的である

 

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