レーザーマーカー(加工機,彫刻機)のおすすめメーカーと価格相場

レーザーマーカー(加工機,彫刻機)のおすすめメーカーと価格相場

2022年9月12日

レーザーマーカーの価格相場

レーザーマーカーの価格相場はレーザーマーカーの価格相場以下の通りです。

  • 家庭用の簡易的な装置であれば数万円~30万円程度
  • 業務用のものでは、100万円~1,000万円程度
  • 高出力のレーザー発振器を備えている物は、1,000万円以上

印字可能なワークの材質、印字範囲によって、金額に差が出てきます。

基本的に、対応材質が多いもの、印字範囲が広いものほど高額になります。

 

 

レーザーマーカーメーカーのおすすめ

レーザーマーカーを扱う主要メーカーは、約20社あります。その中から、主な3社を紹介します。

オムロン株式会社

OMRON出典:OMRON

 

 

1933年創業、1948年設立の会社です。工場の自動化を中心とした制御機器事業、スマホや家電などの主要部品であるリレー、スイッチを提供する電子部品事業、駅の自動改札機や太陽光発電パワーコンディショナーなどの社会システム事業、家庭用医療機器や健康管理サービスなどのヘルスケア事業と、多岐にわたり展開しています。
約120の国と地域で商品・サービスを提供しています。

株式会社キーエンス

キーエンス出典:KEYENCE

 

 

大阪に本社のある1974年設立の、ファクトリー・オートメーション(FA)の総合メーカーです。

センサ、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器を取り扱っており、新たに生み出す商品の約7割が「世界初」「業界初」の商品です。

現在、同社は、世界46カ国、230拠点を中心に、30万社のものづくりに貢献しています。

ビデオジェット・エックスライト株式会社

ビデオジェット出典:ビデオジェット・エックスライト

 

 

米国ダナハーグループ100%出資の、印字マーキング機器の総合グローバルメーカーです。

世界135カ国に展開し、国内に5拠点を構えています。

産業用インクジェットプリンタ、産業用サーマルプリンタ、レーザーマーカー、オートラベラーなど、幅広い印字・マーキングソリューションを提供している会社です。

 

 

レーザーマーカーの種類

レーザーマーカーとは、レーザーのエネルギーを用いて、ワーク表面に非接触で情報をマーキングする、レーザー加工装置です。レーザーのエネルギーを用いて、ワーク表面に非接触で情報をマーキングする、レーザー加工装置です。

①マスク式

レーザー光を面で照射し、マスクを通過した部分のみが印字されます。

レーザー光で印刷するようなイメージです。

印字内容が違うものごとに、それぞれのマスクを用意して、交換する必要があります。

②スキャン式

レーザー光を1点で照射し、スキャニングミラーで走査して印字します。

レーザー光による一筆書きのようなイメージです。2D(fθ)式は、XY2軸のスキャンミラーを制御し、fθ(シータ)レンズで集光させ、加工します。

3D式は、fθレンズに代わる集光レンズを動かすことで、集光点のZ方向を制御することで、立体面の印字にも対応します。

 

 

レーザーマーカーの選び方

レーザー光による加工は、ワークの材料や表面層がレーザー光を吸収することで可能になります。ワークによりレーザー光の吸収率が違います。吸収率はレーザー光の波長により異なります。

代表的なレーザー光は、波長が1.064μmのYAGレーザーやYVO4レーザー、10.6μmのCO2レーザーです。

YAGレーザーは金属表面での反射率が小さいため、金属素材に向いています。CO2レーザーは、ガラスにも吸収されやすいので、透明体の印字に向いています。

ワークが樹脂の場合、材質によって発色性(レーザー吸収率)が異なるため、個別に問い合わせた方がよいでしょう。

レーザーマーカーのまとめ

今回の記事ではレーザーマーカーについて解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。

  • レーザーマーカーとはレーザー光を用いて刻印などを行う機械
  • 「マスク式」や「スキャン式」など、様々な種類がある
  • 主要メーカーは、「キーエンス」「オムロン」「ビデオジェット」などを筆頭に20社ほどある
  • レーザーマーカーの価格相場は、業務用であれば100万円~1,000万円程度