毛焼機(糸/織物/羽毛専用)のおすすめメーカーと価格相場

毛焼機(糸/織物/羽毛専用)のおすすめメーカーと価格相場

2022年12月10日

今回の記事では「毛焼機」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。

 


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毛焼機の種類

毛焼機(毛焼き装置)とは、布や織物、羽毛などの繊維加工の工程で使用する産業用の機械です。

加工工程において余分な糸や繊維を焼きとることが可能な機器で、分類としては大きく3つに分けられます。

①ガス毛焼き型

ガス毛焼き型には、天然ガス、都市ガス、LPG、ブタンガスなどの熱源があります。

基布の搬送方法としてはコンベアタイプ(1段タイプ、2段タイプ)などいろいろな方式がありますが、特に重要なのがガス燃焼バーナのノズル形態です。

現在では熱風ガス毛焼機が一般的に使用され大量に連続生産されています。

ガス方式では、ガスの成分や基質の燃焼成分の影響により、退色や基質の局部的損傷、基質付着物の燃焼落下などトラブルには注意が必要です。

②電気加熱型

熱源を電気に頼る場合は、ガス式のようなトラブルは発生しませんが、熱容量が低いので低速加工となり、電気コストが発生します。

固定式(銅板加熱式、電熱プレート式)、回転式(ロール式)などが実用的に採用されて高級品の連続加工に適用されていますが、発熱媒体と基質との距離制御、風量やその方向性など慎重に微調整する必要があります。

③プラズマ噴射型

これは真空中で毛焼かれるために、非連続のバッチ式です。

低真空で実施されますが、基質についた局雑物が舞い上がり、プラズマ噴射の直進性の精度を低下させますので、真空化プロセスの設定がポイントになります。

また、基質の処理面積とプラズマ確保体積の関係も事前に熟知する必要があります。

 


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毛焼機を製造するおすすめメーカー

毛焼機を扱う主要メーカーは、3社あります。各社ともに機械の特徴やメリット・デメリットがあります。

京都マシナリー株式会社

京都マシナリーの設立は2014(平成26)年11月7日で、「パディング・コーティング技術」「乾燥・熱処理技術」「洗浄・洗浄技術」の3つの製造技術をもとに、繊維、不織布、ガラス繊維などの製造・加工に必要な設備を製造しています。

特に、樹脂加工用乾燥機、コンベア水洗機、ガス毛焼機、L-BOXレンジ シルケット機、液体アンモニア加工機、連続減量機、UPパッダー、ベーキング機、パッドスチーマー、UBRスチームソーパー、SHテンター、GIドライヤー、サンフォライズ機、デスーパーヒーターなどの設計・製作・販売を行っています。

株式会社山東鐵工

株式会社山東鐵工所の創業は大正9年(1920年)12月で、オリジナリティを追求し、「オンリーワン」を目指して、独自の技術開発に取り組んでいます。

連続脱着・精練漂白装置「パーブルレンジ」をはじめ、多数の染色・整理機を手掛けています。

「SANJET」は、綿などの天然繊維や合成繊維など、さまざまな生地に使用できるガスヘアベーキングマシンです。

天然ガス、都市ガス、LPG、ブタンガスなどの熱源に関係なく完全燃焼炎により毛羽を均一かつ完全に取り除きます。また、停止時のバーナー自動反転機能により、生地の焼けを防ぎます。

当社はニーズに対する技術の方向が決まれば対応が早いが、ベーステクノオジーの開発には弱点もあり、例えばセンサーなどは自社開発を要望します。

株式会社小松原

株式会社小松原の創立は昭和31年10月で、ガス毛焼きなどの機械製作専門メーカーです。

セラミックノズルを備えたユニジェットバーナーは、完全に燃焼した状態で経済的に完全で均一な髪の燃焼を可能にします。

綿、麻、羊毛などの天然繊維、または人工繊維や合成繊維などのあらゆる種類の織物を焼くことができます。

加硫機では従来の機械は高温で加硫するため、250℃までしか扱えませんでしたが、内部にステンレス鋼を採用し、独自のノウハウを駆使して日本初の高温サポートを実現し、約400℃までの温度に対応できます。

 


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毛焼機の価格相場

毛焼機の価格相場は800万円~1500万円程度程度です

  • 毛焼き装置単体:800~1,000万円
  • ライン組込み・工程間レイアウト:1200~1500万円(※)

※前工程が精錬漂白、減量、リラックスであったり、あるいは後工程がプリント、ラミネート、染色、合板、レンジを組む場合は、工程間のレイアウトや連結・接合などに費用が発生するため。

 


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毛焼機の選び方

最大の選択ポイントは、基質の燃焼による有害ガスが発生しないか、あるいは不要な化学反応が起こらないか?などによって「ガス式」か「電気式」かに分かれます。

また、熱の分布が基質全体で均一かどうか、熱伝達計数は適正か、加工速度を変えても基質表面の形態や品質が目的に合致するかもポイントです。

毛焼きは手直しが効かないため、必ず実機でのテストやチェックが必要です。

 


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毛焼機のまとめ

今回の記事では毛焼機について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。

  • 毛焼機とはの繊維を焼き切るための装置
  • 一般的には「ガス式」と「電気式」にわけられる(一部プラズマ式などもあり)
  • 主要メーカーは「京都マシナリー」など
  • 毛焼機の価格相場は、800万円~1500万円程度

 


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