今回の記事では「シーム溶接機」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。
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目次
シーム溶接機の種類
シーム溶接機とは、気密性、防水性の求められる箇所の金属接合の工程で使用する産業用の機械です。
一般的なシーム溶接機と呼ばれる機器は、対象物を円板電極(ローラー電極)で挟み円板電極を回転させながら通電することで電気抵抗による熱を生み出し連続的に接合することが可能な溶接機です。
対象物を円板電極により加圧を行いながら溶接が可能な機器が多いです。
シンプルなシーム溶接のみ可能なものから様々な機能がついたシーム溶接機があります。
ここではプラスアルファな機能が付いている代表的な３種類を紹介します。
①自動シーム溶接機
自動的に回転電極の回転や加圧圧力、溶接箇所などを制御してくれるシーム溶接機です。
自動シーム溶接機の中にもロボット型や自走式のものなど様々な種類があり、どこまで自動で行えるかは機器によって異なります。
②シーム封止装置
対象物を真空または窒素などのガスを充填させて溶接することで対象物の内部の劣化を防ぐシーム溶接機です。
主に外気にふれさせたくない物の入ったケースにふたをし外気から遮断することを目的に使われ、半導体などの電子機器、電子部品の作成などに使用されます。
窒素封止型、真空封止型、真空シーム溶接装置などと呼ばれることもあります。
真空封止か窒素封止などどちらかしか出来ない機器、どちらも出来る機器があります。
③マッシュシーム溶接機
金属板どうしを繋ぎ合わすマッシュシーム溶接に特化したシーム溶接機です。
他のシーム溶接機でもマッシュシーム溶接は可能なものもありますが、マッシュシーム溶接機は加圧圧力が高かったり、連続で高速な溶接が可能などマッシュシーム溶接専用の機能を有しているシーム溶接機です。
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シーム溶接機を製造するおすすめメーカー
シーム溶接機を扱う主要メーカーは、8社あります。各社ともに機械の特徴やメリット・デメリットがあります。
株式会社ダイヘン（DAIHEN Corporation）
１９１９年創業の産業ロボットや溶接機など様々なものを製造、販売する老舗メーカーです。
国内多くの企業に使用されている産業機器や電力機器としてインフラ整備に使われているようなものまで
様々な製品を製造しています。
拠点や関係会社が国内外に多くあり信頼性も技術力も非常に高いメーカーとなっています。
シーム溶接機については基本的にオーダーメイド商品となっています。
電元社トーア 株式会社（DENGENSNA TOA CO．LTD．）
１９３５年創業の溶接機器やその周辺機器を製造、販売している老舗メーカーです。
国内外に多くの拠点、事業所を構えているメーカーで、信頼と技術もとても高く、取引先も多くの有名企業が名を連ねています。
シーム溶接機についても複数の製品があり、様々な使用用途に対応できるラインナップになっています。
日本アビオニクス株式会社（Nippon Avionics Co., Ltd.）
１９６０年創業の航空宇宙機器から医療機器、電気機器に至るまで様々な製品の製造販売を行っているメーカーです。
技術力の高さから防衛省から主契約会社にも指定されている信頼度の非常に高いメーカーです。
企業から官公庁、分野も医療、製造業、宇宙などとても幅広く使用されているメーカーになっています。
シーム溶接機についても複数の製品がありますがシーム封止装置のものが多いです。
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シーム溶接機の価格相場
シーム溶接機の価格相場は数十万円～数億円程度です。
シーム溶接機は使用用途によって機器の値段が大きく変わってくるため、相場を出すことは難しいです。
一般的に製品として売られているものであれば数十万円から、オーダーメイドで巨大なタンクなどを作る大型なものなどになると数千万円から数億円になることもあります。
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シーム溶接機の選び方
シーム溶接機の選び方として、まずは使用用途を明確にし、既成製品で対応できるものがあるかを判断しましょう。
もし対応できる製品がない時はオーダーメイドで製造してもらうしかありません。
既成製品で対応できるものであっても使用用途が明確になっていれば製品も絞られてくるはずです。
もし信頼できるメーカーがあるならば製品のあるなしに関わらず相談してみることも1つの方法と言えるでしょう。
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シーム溶接機のまとめ
今回の記事ではシーム溶接機について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。
- 「自動シーム溶接機」や「シーム封止装置」「マッシュシーム溶接機」など、様々な種類がある
- 主要メーカーは「ダイヘン」を筆頭に3社ほど
- シーム溶接機の価格相場は、数百万円程度
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