容器印刷機のおすすめメーカーと価格相場

容器印刷機のおすすめメーカーと価格相場

2022年9月20日

今回の記事では「容器印刷機」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。

容器印刷機の種類

容器印刷機とは、樹脂成型加工の後工程で使用する産業用の機械です。

分類としては大きく3つに分けられ、以下のような違いがあります。

①インクジェット容器曲面印刷機:

家庭用プリンターでも採用されている印刷方法によって容器に印刷する機器です。

パソコン上のドライバよりデータを送信して印刷するため、印字プレートは不要です。

▼特徴

  • 単色の場合は、製品の製造日を表示するために使用される
  • フルカラーの場合、各種パッケージ印刷が可能
  • 小ロット印刷が可能で、コストは高くなる
  • 凹凸のある容器でも印刷が可能

②全自動オフセット印刷機:

オフセット印刷方式では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色の版で印字画像を作成し、印刷します。

印刷方式としては現行主流であり、短時間で大量の印刷が行えるのが最大の特徴です。

また一度作成した版は何度も使用できるという特性から、大量に印刷するほどコストメリットを生み出せます。

そういったコスト面でも、商業印刷に適しています。

③自動シルクスクリーン印刷機:

スクリーン印刷では、乳剤で固めたシルクスクリーンに印刷の不要な部分にインクを塗布し、スキージでこすって転写します。

スクリーンにシルクを使用していることから、当初はシルクスクリーン印刷と呼ばれていました。現在、シルクは使用していませんが、ナイロンやテトロンなどの繊維で織られたスクリーンやステンレス鋼線を使用しています。

容器印刷機メーカー各社のメリット・デメリット

容器印刷機を扱う主要メーカーは、約5社あります。その中から、国内シェアの高い3社をご紹介します。

ニューロング精密工業株式会社

ニューロング精密工業株式会社はスクリーン印刷機の大手メーカーで、1950年11月(昭和25年)に創業しました。

1962年にカムとリンクを使った機械式スクリーン印刷機の開発に成功し、以来、ニーズに合わせた印刷機の開発を続けています。

株式会社ミノグループ

株式会社ミノグループは、創業が昭和21年、設立が昭和25年6月の老舗企業。印刷機の全てを製造・販売する日本で唯一のメーカーです。

日本文化精工株式会社

日本文化精工株式会社の設立は1940年9月18日で、工業用カスタマイズ印刷機の設計・製造を行っています。

カスタマイズされた印刷機で培われたハンドリング技術を活用した、各種分野の省力・自動・無人設備製造を得意としています。

 

容器印刷機の価格相場

容器印刷機の価格相場は1500万円~2500万円程度です

印刷方式によって設備価格は異なりますが、小型や試作機では1500万円~2,000万円程度。

大型や自動化、アタッチメント付与を入れると2,000万円~2500万円程度です。

連続生産や無検査などを重視する場合はさらに500万円程度プラスされます。

 

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容器印刷機の選び方

容器やパッケージへの印刷はどれも一見同じように見えますが、特に容器の形状や大きさ、材質、生産ロットにより実際には下記のようなさまざまな印刷方法がありますので必ず実機で確認しましょう。

特に容器面の油やロット間のバラツキ、仕上がり品質や色のヒケや微妙ダブり、印捺面の経時劣化には注意が必要です。

容器印刷機のまとめ

今回の記事では容器印刷機について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。

  • 容器印刷機とは樹脂成型加工の後工程(ラベリングなど)で使用する産業用の機械
  • 「インクジェット方式」や「オフセット方式」など、様々な種類がある
  • 主要メーカーは「ニューロング精密工業」を筆頭に3社ほど
  • 容器印刷機の価格相場は、1500万円~2500万円程度

 

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