今回の記事では「金属探査機械」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。
目次
金属探査機械とは
金属探査機械とは、金属検知の工程で使用する産業用の機械です。
基本的には「電磁誘導」を利用した装置のみで、「電磁誘導型金属探査機器」とも呼ばれています。
金属探査機は、電磁誘導を利用し、磁場の強さや位相の変化量を測定することで、金属導体の存在とその大きさを検出できます。
金属探査機械メーカー各社のメリット・デメリット
金属探査機械を扱う主要メーカーは、3社あります。各社ともに機械の特徴やメリット・デメリットがあります。
株式会社エー・アンド・デイ
エー・アンド・デイは1977年に創業し、金属探知機AD-4976シリーズなどを製造しています。
鉄系脱酸素剤の不足検査と異物検査の両方が可能で、外部ノイズ可視化機能、3つの周波数から被検物に最適な中波数を自動設定、ウォーミングアップが不要で、起動後すぐに検査できます。
株式会社イシダ
イシダの創業は1893年で、その金属探知機には定評があります。
金属探知機コスモワンは、誰でも簡単に高感度で安定した金属検査を行うことができ、円筒形金属探知機は、包装機の上部に設置されているため、包装材料の影響を受けずに金属検査が可能です。
また、汎用金属探知機INDは、多周波を採用することで製品への影響を可能な限り低減し、実用的な感度を向上させ、さまざまな製品に適用できる柔軟性を備えた高感度金属探知機です。
日新電子工業株式会社
日新電子工業株式会社の創業は1944年で、磁性異物混入の検出機を開発するなど金属探知機では高度な技術力をもっています。
金属探査機械の価格相場
金属探査機械の価格相場は数万円から数十万円程度です。
大型装置や医療用などでは価格帯は更に上のグレードもあります。
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金属探査機械の選び方
検査対象物によって装置に求められる精度などが異なります。
例えば、金属探査機は「鉄」への反応性は高い一方、ステンレス鋼などの合金には反応が低いという特性を持っています。また、細長い物体や水分を多く含む物体では感度が低下します。
このように検出が難しい状況で使用する場合は、装置自体の精度など仕様面をより考慮しながら選定するのをおすすめします。
金属探査機械のまとめ
今回の記事では金属探査機械について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。
- 金属探査機械は電磁誘導を利用して金属やその大きさを検知する機器
- 主要メーカーは「イシダ」を筆頭に3社ほど
- 金属探査機械の価格相場は、数万円~数十万円程度
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