外観検査装置のおすすめメーカーと価格相場

外観検査装置のおすすめメーカーと価格相場

外観検査装置の価格相場

外観検査装置の価格相場は100万円〜700万円程度です

一般的にはインライン検査装置はハイエンドクラスの機械で、安くても400万円以上のものが多いです。検査対象やハードウェア構成によっては、1000万円を超えるものもあります。

反対に、オフライン検査装置はローエンドクラスの機械で300万円以下の商品が多いです。ただし、サイズや検査対象によって価格帯は変わるため、ご注意ください。

外観検査装置を製造するおすすめメーカー

外観検査装置を扱う主要メーカーは、およそ100社あります。その中でもおすすめのメーカーを3社ご紹介します。

株式会社キーエンス(キーエンス)

 

株式会社キーエンスは外観検査装置以外にも、各種ハードウェアを中心に幅広い製品を取り扱っている大手企業です。取引相手は世界30万社を超えており、世界的な企業と言えるでしょう。インライン、オフライン問わず多様な検査機を販売している点も強みです。

 

また、オフライン検査装置もハンディタイプや卓上設置型、ロボットビジョンまで幅広い種類を取り扱っています。ホームページには外観検査装置に関する分かりやすい資料も多いため、関心がある方はぜひ一読してみると良いでしょう。

株式会社オムロン(オムロン)

オムロン株式会社は、基盤外観検査装置を中心に取り扱っている企業です。また、シート外観検査装置という、薄いシート状のものの表面を調べるための検査装置も取り扱っています。基盤外観検査装置のシェアは日本一であり、大手企業でもあるため非常に信頼性が高いです。

特徴としては、画像処理技術の高さが挙げられます。本来、精度の高い検査装置を導入するためには、発見したい傷や汚れなどの欠陥データが沢山必要です。しかし、オムロンは他社に比べて少ないデータでも精度の高い装置を導入できる点が強みとして挙げられます。

 

株式会社マクニカ(マクニカ)

株式会社マクニカは、AIを組み込んだ外観検査装置で高いシェアを誇る企業です。外観検査装置にAIを搭載することで、検査装置を使い続けることで高い検査精度を出すことが可能になります。

また、検査装置の導入から運用、サポートまで全てマクニカに対応してもらえます。そのため、仲介業者が間に入って検査装置に関する問い合わせなどが複雑化することはありません。導入から運用まで、スムーズに行ってもらうことが可能です。

 

 

外観検査装置の種類

外観検査装置とは、出荷前の検査工程で使用する産業用の機械です。生産工程の物の表面に傷や汚れなどの欠陥がないか調べる役割を持ちます。分類としては大きく2つに分けられ、以下のような違いがあります。

インライン検査装置

インライン検査とは、工場の生産ライン内に組み込まれた検査装置を指します。検査対象の生産過程で外観検査が可能なため、効率が良い点がメリットです。また、生産ライン内に組み込めるため、スペースの節約もできます。

ただし、後から取り付けるのが難しく、かつラインに組み込むために独自の設計が必要とされます。そのため、コストが高くついてしまう点がデメリットです。

オフライン検査装置

オフライン検査装置は、生産ラインの中に組み込まれていない検査装置です。全ての生産物を確認せず、一部を抜取検査する場合に多く使われています。

インライン検査装置に比べて、自由に設置できるためスペースに合わせて選定できる点がメリットです。例えば、卓上やハンディのような小型な種類もあります。ただし、生産している物を全て検査することは困難な点がデメリットとして挙げられます。

 

 

外観検査装置の選び方

外観検査装置を選定する際は、以下のような点を踏まえて、自社に合ったものを選んで下さい。

  • 予算
  • 設置スペース
  • 検査対象

 

予算を安く済ませたい場合はオフライン検査装置がおすすめです。一方で、生産中でないと検査が難しい場合や、設置スペースを最小限に抑えたいならインライン検査装置が適しています。

 

ただし、検査対象やメーカーによって装置の費用は変わってきます。詳しくはお問い合わせのうえ見積を踏まえてご検討ください。

外観検査装置のまとめ

  • 外観検査装置は、生産中のものの表面にキズや汚れなどの欠陥がないか調べるための装置である
  • 外観検査装置には工場の生産ラインに組み込むインライン検査装置と、好きなところに設置可能なオフライン検査措置の2種類がある
  • 検査装置の価格は検査対象やハードウェア構成によって左右されるが、100万円から700万円のものが多い