今回の記事では「ガラス切断機」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。
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目次
ガラス切断機の種類
ガラス切断機とは、ガラスの切断に特化した産業用の機械です。
窓や家具に使われる板ガラスだけでなく、テレビやパソコンの液晶として使われるFPD(フラットパネルディスプレイ)などにも用途があります。
大きいものや小さいもの。厚いものや薄いもの。強度があるものやないもの。あらゆるガラスに対応する切断機には、高い技術力がつまっています。
分類としては大きく2つに分けられ、以下のような違いがあります。
①ホイールカッターによる切断
まずホイールカッターでガラスの表面にキズを入れます。そこに力を加えると、そのキズに沿ってガラスが割れて切断される仕組みです。もっともポピュラーな切断機で、手動のものから自動のものまであります。
②レーザーによる切断
レーザーでガラスの表面にキズを入れて、そのキズに沿って割ることにより切断します。ホイールカッターと違い非接触なので切断品質が非常に高く、加工スピードも速いです。摩耗しないためメンテナンス性にも優れています。
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ガラス切断機を製造するおすすめメーカー
ガラス切断機を扱う主要メーカーは、12社あります。本記事ではおすすめの3社をご紹介します。
三星ダイヤモンド工業株式会社(MDI)
出典:MDI
1935年創業。ガラス切断機メーカーとして80年以上、さまざまなガラスに対する高品質なカッティング技術を進化させてきました。
オリジナル刃先やレーザーによる最適な加工方法と、それを高い生産性で実現できる自動装置を提供しています。
株式会社ワイエイシイダステック
出典:ワイエイシダステック
2014年設立。半導体ダイシング装置(ウエハ切断装置)で世界トップシェアの株式会社ディスコから、MBO(Management Buy-Out)にて独立した会社です。
切断機の専門メーカーとして1970年からの歴史があります。「切断メーカーの最後の砦」としての技術開発力と自社一貫体制が強みです。
株式会社シライテック
出典:シライテック
1962年設立。ガラス切断・加工装置を開発・製作する技術集団の専門メーカー。あらゆる角度から研究開発を行い、省人・高性能・高品質の切断・分断装置を提供し続けてきました。
長年の技術蓄積とガラスのことを知り尽くした技で高い評価を得ています。
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ガラス切断機の価格相場
ガラス切断機の価格相場は非公開ですが、想定値は数百万円〜数千万円。
ホイールカッターの切断機が比較的安価で、レーザーの切断機は高価になりますが、装置サイズによっても価格に幅がでます。
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ガラス切断機の選び方
一般的なガラス切断であれば、ホイールカッターの切断機で事足ります。
より高い切断品質や加工スピードが求められる場合は、コストは高くなりますがレーザーの切断機が必要です。
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ガラス切断機のまとめ
今回の記事ではガラス切断機について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。
- ガラス切断機とはガラスの切断に特化した産業用の機器
- 「ホイールカッタータイプ」「レーザー切断タイプ」にわけられる
- 主要メーカーは「MDI」を筆頭に3社ほど
- ガラス切断機の価格相場は、非公開。想定価格は数百万円から数千万円程度
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■執筆担当者:つわもん 工場現場系フリーランスWebライター。製造業界および半導体業界で計7社を渡り歩く。 国内・海外あわせて20以上の工場で、現場をかいくぐってきたツワモノ。ただの器用貧乏なヨワモノとのうわさもあり。 |