スポット溶接機(専用機)のおすすめメーカーと価格相場

スポット溶接機(専用機)のおすすめメーカーと価格相場

2022年7月23日

今回の記事では「スポット溶接機(専用機)」の、おすすめメーカーと価格相場について紹介します。

スポット溶接機(専用機) の種類

スポット溶接機(専用機)とは、溶接工程で使用する産業用の機械

そもsもスポット溶接とは、抵抗溶接の1種です。ワークを電極で挟んで加圧し、電流を流して溶接します。

スポット溶接機(専用機)は、スポット溶接を行う機械の中で、単一もしくは類似ワークに特化したスポット溶接機(専用機)で分類としては、その機械で行う工程によりいくつかにわけられます。

良く作られる機械として、以下の2つが挙げられます。

マルチスポット溶接機

スポット溶接のガンを複数備えた、スポット溶接専用機です。

基本的に「○○マルチスポット溶接機」と呼ばれます。(ほとんどの場合、○○にはワーク名が入ります)

ワークもしくはガンをシリンダ等でシフトさせ、一つのガンにつき、複数打点の溶接を可能にさせることもあります。

  • 例1:ガンを水平に設置し、垂直方向にストロークさせることで、上打点と下打点を一つのガンで溶接する。ワーク受けや電極を段替えする、あるいは、複数のガンを設置して、ワーク毎に使用するガンを変更するなど、類似の複数ワークに対応した機械にすることがよくあります。
  • 例2:長さ違いのワークに対応させるため、受け治具の高さと電極長さを変えた治具を作り、段替えする。
  • 例3:ワーク1には、ガン1~4を、ワーク2には、ガン5~8を使用する。

圧入スポット溶接機

圧入工程とスポット溶接工程を1つにまとめた機械です。基本的に○○圧入スポット機と呼ばれます。(ほとんどの場合、○○にはワーク名が入ります)
ワーク圧入後、スポット溶接をします。圧入治具がそのまま電極を兼ねることがよくあります。
また、スポット溶接位置が単一のものよりも、上記マルチスポット溶接機のように、複数のガンを備えたり、ガンシフト機構や、治具交換式の機械になっていることがよくあります。
圧入工程では油圧シリンダ(エアハイドロ含む)を、スポット溶接工程ではエアシリンダを使用することがほとんどです。
スポット溶接を行うため、圧入ガイドなど通常絶縁処理が不要な部分についても、ワークと接触しているなら、絶縁させる必要があります。

スポット溶接機(専用機)メーカー

スポット溶接機(専用機)を扱う主要メーカーは、3社あります。各社ともに機械の特徴やメリット・デメリットがあります。

株式会社石川工機(IKK)

石川工機

出典:石川工機

 

1974年創業の石川工機は愛知県名古屋市の機械設備メーカーです。自動車部品の治工具を中心に、機械設備や溶接治具の設計・組付けなどを行っています。

小松産業株式会社(コマツ)

小松産業

出典:コマツ

 

東京都に本社および工場を構える小松産業は、1964年創業の産業設備専業メーカーです。大手メーカーへの導入実績が多く、取り扱い製品も多いのが特徴です。

オノダ工業 有限会社

オノダ工業

出典:オノダ工業

 

オノダ工業は愛知県(岡崎市)に本社および工場を構える生産設備メーカーです。主に自動車部品の生産設備に特化しており、自社で企画から設計・制作まで行っています。

スポット溶接機(専用機)の価格相場

スポット溶接機(専用機)の価格相場は数百万円~です

スポットガンの数、シフトの有無、治具段替えの有無により、金額が変わります。また、トランスからガンまでのブスバーや電極ケーブルは銅のため、その長さも金額に影響します。

圧入スポット機の場合、設備本体、各種ボタン類や制御盤、ワークの受けなどは共通部品となるため、それぞれ別の機械を製作するのにくらべ、安価になることが多いです。

しかしながら、圧入部とガンの干渉や冷却水の取り回し、絶縁処理の追加など、圧入とスポット溶接が別の機械に比べ、複雑化する要素があります。

設備を設置する工場内スペース、月毎の生産数、作業者の動線などを検討し、圧入とスポット溶接を一緒にするかどうか、決定する必要があります。

 

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スポット溶接機(専用機)の選び方

まずは、ワーク形状からガンロボによる溶接では対応できない、あるいは生産数からロボット溶接設備の治具交換では生産効率が低いなど、専用機製作のメリットがあるかどうか?を検討します。

次に、圧入など他工程を取り込んだ設備にするのか?また他の類似ワークに対応できる設備にするのか?を検討します。特に、治具交換で類似ワークに対応できる設備にすることはコスト削減上重要ですが、そのために、かえって複雑な設備になることがあります。

例えば、ワークの位置決めやクランプ、打点位置など、一見すると共通化できそうに見えても、ポカヨケが設置できなかったり、打点がわずかにずれていて、追加で段替えが必要になることもあるので、注意が必要です。

スポット溶接機(専用機)のまとめ

今回の記事ではスポット溶接機(専用機)について解説しました。今回の記事内容を簡単にまとめます。

  • スポット溶接機(専用機)とは溶接工程で使用される産業用の機械・設備である
  • マルチスポット溶接機、圧入スポット溶接機など、用途によって様々な種類がある
  • 主に治工具などを扱う産業用設備メーカーに相談し、専用品としてオーダーするのが一般的
  • スポット溶接機(専用機)の価格相場は数百万円~となっている

 

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